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失敗しない外壁塗装の色選びvol.3

外壁の色をどうするか、その選択ひとつで家の印象が良くも悪くもなります。十数年に1度の塗り替えで手痛い失敗をしないためにも、間違いない塗色選びを行ってください。

 

外壁塗装の人気色ベスト3!!

ご自宅周辺の家々を思い浮かべてみてください。多くの建物がクリーム系・ピンク系・グリーン系の外壁をしていませんか? しかも、その多くが彩度やコントラストを抑えた淡い色彩であることにお気づきになるでしょう。実はこれが、外壁の人気色ベスト3! では、こうした色が選ばれる理由とは何でしょうか?

順位 外壁色 人気の理由・メリット
1位 クリーム系 ・落ち着きのある色合いで周囲の景観に馴染みやすい
・木々の緑とも相性がよい
・ベージュ系は明るさやトーンが中庸で間違いがない
2位 ピンク系 ・同じピンクでもトーンを抑えた淡いピンクが人気
・やさしい色合いで周囲の景観と調和する
・癒しやぬくもりを感じさせる色合いで好印象
3位 グリーン系 ・ベッタリとした緑色ではなく、あくまでも淡いグリーンが人気
・清潔感に富んだ色合いで見た目の印象もよいのが特徴
・塗り替えることで、建物を若々しいイメージにチェンジできる

 

ツートンカラーは同系色でコーディネート

外壁色では単色のほかに、2色を使いわけた「ツートンカラー」も人気ですが、色の組み合わせには注意が必要です。とくに補色関係にある色やビビッドな色の組み合わせは、想像以上に派手で突出した印象となってしまい、周囲の景観との調和を乱し、見る人を不快にさせかねません。可能な限り、同系色からトーンの違う2色を選ぶのがセオリー。例えば同じクリーム系の色なら淡い色とやや濃い色を組み合わせるといった具合です。

 

カラーシミュレーションは使ってはいけない!?

外壁塗装業者では、打ち合わせの際などにパソコン上で外壁塗装を再現して見せてくれることがあります。これをカラーシミュレーションといい、ホームページ上でもできることも多く、全体の塗装イメージをざっくりと把握するには便利なシステムといえます。

 

しかし、注意しておきたいのは、その色自体はあくまでもディスプレイに表示されたものであり、実際のカラーとは同じでないということ! 便利だからといってこれで選んでしまうと、シミュレーションと仕上がりが違うということも往々にしてあります。これは、ディスプレイが持つ性能的限界によるところも大きいのですが、それ以上に、システム自体が外壁とその周囲の環境までは再現するものではないからです。

 

軒下・雨どい・庇(ひさし)の色はどうする?

外壁塗装の対象は外壁部分と屋根だけではありません、これ以外にも軒下や庇、雨どい、破風板、鼻隠しなど付帯部分の塗装にも相応の配慮が必要です。もし、この辺をいい加減にしてしまうと、全体の統一感や調和が得られず、仕上がりを見て後悔することにもなりかねません。

 

【付帯部分の色の選び方】

軒下 白・外壁より薄めの色 ・影になる部分なので濃く見えます
・暗い色・黒などで塗ると見た目の立体感が損なわれます
雨どい サッシ・外壁と同一色 ・同系色が無難。ただし、汚れが目立ちやすい白は避けましょう
屋根と同色 ・庇は小さな屋根とみなすことができるので同色が好ましいです
雨戸 サッシと同色 ・雨戸とサッシは同じパーツと考えて色も合わせます
破風板

鼻隠し

屋根と同色が無難 ・同色なら見た目の立体感が得られます
・見た目の変化を持たせるために、アクセント色を用いることもあります
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